“そんなことはあり得ない”と思っている方も多いかもしれませんが、自宅が100%火事にならないといった保証はどこにもありません。
そんな時、役に立つのが、「火災保険」です。
本記事では、火災保険の保証の基本について解説していきます。
もしもの時の備えとして、しっかりと知識を蓄えておきましょう。
火災保険とは?
火災保険とは、その名の通り火災などの発生した際に保険金が支払われる損害保険のひとつです。
火災保険の特徴は、火事だけでなく、「落電・水災・盗難・雹」など、保険の目的である建物・家財に損害が生じた場合に支払われる保険といったところになります。
基本的には火災による損害ですが、保険会社が販売する保険内容、また契約者が選択する内容によってもその保証範囲は変わっていくので注意しましょう。
保険価額によって決まる保険金
自宅が火事になってしまい、建物や家財が損害を受けた場合に、火災保険が支払われます。
火災保険自体は上記でもお伝えしているように、さまざまなトラブルによる損害をカバーしていますが、あらためて火災保険の補償範囲に含まれるトラブルであれば保険金が支払われるはずでしょう。
さて、そんな中で、“どのくらいの保険金が支払われるのか?”といった疑問を持つ方も多いかもしれません。
まず、火災保険の保険金額は保険価額と同額で契約することが基本といわれています。
保険価額は、火災保険を付ける土地代を含まない物件の評価額であり、それに合わせた保険金額における保険金が支払われると考えるべきでしょう。
ちなみに、近年は価額協定保険特約をセットすることが多く、新価額(再調達価額)を基本とした保険金額を設定することが多いといわれています。
火災保険の保証は、この保険金額によって変化するため一概にいくらとは言い切れないところがポイントです。
火災保険がおりない場合もある
火災保険に入っていれば、その補償範囲で必ず保険金が支払われるわけではありません。
例えば、「故意、法令違反」、「免責金額以下の損害」、「地震や噴火による津波」など、こういった理由で損害があった場合、火災保険がおりないこともあるのです。
火災保険の補償範囲の確認は基本ですが、契約前にはどうなったら保険がおりないのか、そういった部分もしっかりと確認しておくべきでしょう。
さいごに
自宅が火事になるなど、いつどのタイミングでトラブルが発生するかわかりません。
火災保険に入っていない場合、何らかの理由で建物や家財が破損した際、大きな痛手を被ります。
火災保険について基本を知り、自宅を守る備えを整えておきましょう。